魅惑のルノルマン・カードとは



ルノルマン:Lenormandとは、18世紀のフランス宮廷で一世を風靡したマダム・ルノルマンの名前からきています。マダム・ルノルマンの人生は生い立ちの状況からフランス革命、そして、ナポレオンの時代まで、また彼女が没するまで実に波乱万丈でした。
フランス皇帝ナポレオンの妻のジョセフィーヌと友人のような関係でもあり、彼女の占い師でもあったマダム・ルノルマンは、政治の世界やその他歴史的に大きな影響を及ぼしていた人々からの弾圧により、何度も逮捕された経歴を持つ特異な占い師と言われています。
人物についてだけではなく歴史的に結果をもたらす予言、占いを多く的中させています。また、後にナポレオンの悲劇的な終焉を予言したことでも知られています。
いずれにしても、その類まれな能力、驚異的な的中率により、ナポレオンやジョセフィーヌ妃をも虜にし、多くの貴族達に彼女の占いは広く愛用されたと言い伝えられています。

現在まで使われてきているルノルマン・カードは、彼女の没後に彼女の名前を冠して名付けられたものであり、彼女自身はタロットカードをはじめ多くの占術、そして、自身が持つサイキック的な才能を生かして波乱万丈の人生を駆け抜けました。
そのように占い師として特異で驚愕の的中率を誇った彼女に対する畏敬の想いからか、原型ともなった「希望のカード」(現在の双六ゲームのようなルールの36枚のカード)の考案者は、ルノルマンという名前を付けたのではないかと憶測されます。マダム・ルノルマンの存在はカードの歴史にも偉大な貢献をしたと云っても過言ではないですね。

ルノルマンカードの枚数について

・54枚からなるグランジュード・ルノルマンカード(Grand Jeu de Lenormand )
(フランスの老舗メーカーグリモ社がマダムルノルマンの没後に出版したカードであり、マダムルノルマンが熱心に研究していた神智学、占星術、錬金術、ジオマンシー、花占いなどのルノルマンのすべてが盛り込まれた難解なカードだが、一般には難解であまり普及しなかった。)

・36枚からなるプチ・ルノルマンカード
(ドイツの出版社から出版された。鳥、騎士、生命の樹、百合などわかりやすく美しい絵柄から成り立ち、トランプゲームとしても使用できるカード。これが世界的にに広まり現在も人気のカードとなっている。象徴カードを使用するグランジュード・ルノルマンカードの独特の占い方を取り入れた事から「ルノルマン」の名前が付けられたとされる。)

双方のカードに共通する事は、カード一枚で意味を読まず、数枚のカードを取り合わせて読み解いていきます。
様々なテーマを象徴するカードから、周りのカードとの繋がりを読み取っていきますが、組み合わせやスプレッドの位置などから意味がかなり変わってきますのでリーダー(占い師)の技量を問われるカードとも言えるのです。

特に、一枚に1つの象徴が描かれていて、とてもシンプルな図柄なのに、36枚を全部使用したグラン・タブロー(一枚の大きな絵、という意味)は圧巻です。
何故なら、この一度のスプレッドから、多岐に渡る質問、例えば、恋愛や仕事、家族関係、金運や投資、夢や体調etcまで、驚くほどの量の答えを得ることができるからです。
そのため、当然のごとく、このグラン・タブローに対するリーディングがとても重要になってきますし、的確なリーディングをこなせるようになるためには、その前までの基礎・中級は大きな意味を持ちます。
当スクールでは、基礎・中級・上級、そしてこの最終段階でもあるグラン・タブローのレッスンをかなり重点的に学んでいただく内容になっています。

このルノルマンカードは、タロットより簡単で正逆の複雑さもない、質問に対しかなりの的中率があることから、最近の日本においても拡がりをみせています。
新規にカードを学びたい方、或いは今までのカードにプラスして、ご自分のカードの世界をもっと拡げていきたい方、などにも、お勧めです。

​また、ルノルマンカードに関する歴史他は今やインターネットなどで多く見ることもできますので、ご興味ある方はご覧になってみることをお勧め致します。

所在地

Lenormand School Maya

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Japan

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